七夕。年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って出会う夜
昔の人々は、織物の上手な織姫のように、「物事が上達しますように」と願いを込めて笹に短冊を吊るしました。笹の葉に願いを託すことで、織姫と彦星の力が人々を守り、夢を叶えてくれると語り継がれてきたこの行事は、今も多くの人々の心に響いています。
私たち新舘建設株式会社も、この伝統に倣い、社員一人ひとりが想いを込めて短冊に願いを書きました。立派な家を建てたい、趣味を満喫したい、家族で海外旅行に行きたい、そして、仕事面では「魅力ある会社づくりをしたい」「次期社長を目指したい」「やりがいのある仕事に全力で取り組みたい」と、社員それぞれが夢と希望を持って日々を励んでいます。
こうした一人ひとりの願いは、私たちの会社の原動力です。
昨今、建設業界は多くの課題に直面しています。特に労働力の確保は喫緊のテーマといっても過言ではありません。技術革新が進み、AIによる支援も増えつつありますが、現場では経験豊かな職人による手作業が欠かせません。50代以上の技術者が多数を占める中、若手の定着は業界全体の諸問題となっています。新舘建設でも、若手の採用に力を入れておりますが、長く働いてもらうには、職場環境の改善と人づくりが必要不可欠です。そこで私たちは、働きやすさの追求を会社全体で取り組むテーマとし、チーム一丸となって改革を進めています。
さらに、社会情勢も不安定さを増しています。世界規模での高関税政策や中東地域の緊張による原油高、国内では農業離れ、物価高騰などさまざまな問題が表面化しています。そうした外的要因にも柔軟に対応できる企業体質を目指し、新舘建設では社員の暮らしを支えるための賃金見直しや福利厚生の充実など、生活に根ざした施策を積極的に導入しています。
私たちの願いは、社員一人ひとりが安心して働ける環境の中で、自分の力を存分に発揮し、やりがいを持って働くこと。そして、お客様からの信頼に応え、地域の街づくりに貢献していくことです。
短冊に込められた想いは、決して一過性のものではなく、それは、社員たちが日々の業務の中で感じる喜びと挑戦の積み重ねであり、会社の未来を照らす希望の光です。
これからも新舘建設株式会社は、「人を大切にする企業」であり続けます。
そして、七夕の夜に願ったように。
いつまでも、よい会社でありますように!!

